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泌尿器科 看護師の特徴とは何でしょうか?
泌尿器科というと、あなたはどういう言葉を思い浮かべるでしょうか??
泌尿器科看護師の私は、泌尿器科というと腎臓、膀胱、前立腺、高齢の男性患者さんが多い。手術が多い。などが念頭に浮かびます。
泌尿器科 看護師の特徴~手術前編
泌尿器科 看護師の特徴について、まずはじめに、手術前の事を挙げていきますね。
男性の患者さんの多くは、年とともに前立腺が肥大してくるのは良く知られていますよね。そして前立腺が肥大すると排尿困難などの症状が出てきます。
そして前立腺肥大により排尿障害が出てくると、TUR-Pという前立腺を経尿道的に取る手術が必要になります。
そのような高齢の男性患者さんは、他にも病気を持っていることが多く他科との協力をしながら手術前の準備を進めていきます。以前術前に、心筋梗塞を既往に持っている患者さんが居ました。
その患者さんは、抗凝固系のワーファリンのお薬を留めておくように外来で話してありました。しかし内服を止めるのを忘れていて手術が延期になったことがありました。
もしこのまま手術が行われたとすると、出血が止まらなくなり、大変なことになってしまいますよね。・・・
このように、泌尿器科で手術をする場合他科の薬についてや、他の病気も理解しておく必要が多々あります。
これは、他の手術がある病棟でも同じことかもしれませんが、泌尿器科は高齢の患者さんが多いために、より患者さんが罹患している多くの病態を理解した上で、泌尿器科の看護にあたる必要性が出てきます。
結果として、いつの間にか色々な他科の病態やお薬の事も理解出来るナースになることが出来ます。
泌尿器科 看護師の特徴~手術後編
泌尿器科 看護師の特徴について、次に、手術後の看護の事を挙げていきますね。
ある日の夜勤時のこと、右の腎臓摘出術を受けた手術後3日目の患者さんがICUに入院していました。そのお部屋から、突然「○○がいるう!わ~!!」と、何か叫び声がしました。
慌てて、直ぐ前のお部屋へ行くと患者さんが起き上がろうとしていました、天井を向いて「ほら!ねずみがいる!」と興奮しながら言っています。続いて「あそこあそこ!」と言っています。
しかし、天井には何も見えません・・・そうです、明らかにこの患者さんは不穏状態になってしまったのです。点滴のルートは体に巻きついていましたが、抜けてはいませんでした。酸素マスクは外れていました。
とにかく手術後のドレーンを抜かれたら一番困るので、直ぐにもう一人の夜勤のナースさんを呼びました。
そして患者さんが危険な行動をとらないように、見ていてもらい、不穏時の指示を確認して睡眠導入剤の点滴を繋げました。
そしてしばらくして、患者さんはうとうとしてきて、眠りについたのでお部屋から離れました。
しかし、30分くらいしたころ見に行くと患者さんが枕元の電気をつけて自分の荷物を出してベットの上をごちゃごちゃにしていました!
「○さんどうしましたか?」と伺うと「ネズミがここに居たんだよ!寝れやしないよ。」「○○子を呼んでくれ!」と言いだしました。
やはり、不穏は収まりませんでした。そして担当医に連絡して次の眠れる薬を点滴しました。しかし落ち着く気配は全くなく目はギラギラして「○○子を呼べ!!」と怒りはじめました。
仕方なく娘さんの○○子さんへ連絡して病院へ来てもらいました。そして娘さんが来てくれ、それから、しばらく娘さんと話していたら落ち着いたのか、やっと眠りにつくことが出来ました。
この患者さんは、75歳の男性患者さんでした。このように高齢の男性患者さんというと、手術後不穏になる可能性が高くなります。
いつ、どんな時でも、一番大切な事は患者さんの安全を守ることです。このような、不穏状態の患者さんを何度か経験出来る事も他科へ行って役に立つ事の一つになります。
泌尿器科 看護師の特徴~手技編
泌尿器科 看護師の特徴として、泌尿器科を経験していると、もちろん排尿カテーテルのベテランになれますよ。
最近の泌尿器科は、高齢化に伴い前立腺肥大、神経因性膀胱、尿管結石などにより排尿カテーテルを必要とする患者さんが多くなりつつあります。
泌尿器科では、これらの病態の原因を探り治療して改善する患者さんもいますが、患者さんの中には持続的に排尿カテーテルが必要になってしまう患者さんも居ます。
また、他科の病気では、骨盤内手術後後遺症や、神経疾患、などにより自己導尿が出来ずに排尿カテーテルを挿入している患者さん、生まれつき膀胱容量が少ない為に排尿カテーテルを使用している患者さんも居ます。
そういう患者さんは、訪問看護を使用して自宅で排尿カテーテルの管理をしているのですが、管が途中で詰まってしまったりすることがあります。
膀胱におしっこが溜まってしまうと大変辛い状態になってしまいます。そうすると救急外来を受診することになります。
救急外来では、排尿カテーテルの不具合が原因であれば排尿カテーテル交換などの処置をすることになります。
このように、排尿カテーテルの事を理解していると救急外来や訪問看護へ異動や転職になった時にも大変役に立ちます。
また、他科へ異動になった時にも全身麻酔をかける患者さんは、手術前に排尿カテーテルを挿入します。その時にも役に立ちますね。
そして、手術が終わり麻酔が切れると手術創の痛みの他に排尿カテーテルの違和感や痛みを訴える患者さんが良くいます。
排尿カテーテル挿入時の違和感は、個人差が大変あります。「挿入部の痛みが強いんです。きちんと入ってますか?」「抜けそうなのではないでしょうか?」などど訴える患者さんも居ます。
そこで、排尿カテーテルについて理解しているナースなら、患者さんの排尿カテーテルについての訴えが違和感なのか、排尿カテーテルが抜けそうなのか、他に原因が何かあるのかが判断できることでしょう。
この様に、泌尿器科は高齢の男性患者さんの術前術後に関わることが多くなります。また、手術をしない泌尿器科の患者さんの看護を経験していると自然と色々な泌尿器科の処置が身に付きます。
人間の排尿するという行為は、入院して病気や、手術などにより動けない患者さんにとってみると大きな問題です。
そこで、排尿の事を理解しているナースは、どこの科へ移動しても動じることなく、安心して患者さんの排尿介助についたり排尿カテーテル挿入の処置に付くことが出来る事でしょう。
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執筆者情報
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